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パーキンソン病
症状
- 手足が震える(振戦)
- 筋肉がこわばる(筋固縮)
- 動きが鈍くなる(無動、寡動)
- 身体のバランスがとりにくくなる(姿勢反射障害) など
パーキンソン病と治療
パーキンソンは、脳内の黒質にある神経伝達物質「ドパミン」が減少することで発症します。ドパミンは身体の運動をスムーズに行うために不可欠な物質です。症状は50代くらいからみられ、高齢になるにつれて増加傾向にあります。ドパミンが減少する原因は、はっきりとは分かっていませんが、加齢による脳の変化や、遺伝子に関連した変化が原因と考えられています。
「最近、身体の動きが鈍くなってきた」「つまずきやすくなった」「ふるえたり、こわばったりするようになった」と感じたら、一度、神経内科にご相談することをおすすめします。
診断する際には、まず問診を行い、パーキンソン病の疑いがある場合には、他の病気でないことを確認するためにCTやMRIといった画像診断、血液検査、尿検査を行います。その結果を厚生労働省の診断基準に照らし合わせて診断をつけます。
治療は、不足したドパミンを補うお薬を使い、病状に合わせて量や種類を調整しながらすすめるのが一般的です。ただ、副作用が起こることもあります。特に、お薬を飲み始めたころに、食欲不振、吐き気、便秘といった胃腸の症状や、立ちくらみ、眠気、むくみなどの症状が現れる方がいらっしゃいます。このような副作用が現れた場合には、速やかに担当医にご相談ください。